2018年六月、Economic Democracy Advocates(EDA)のメンバー30人が、協同組合憲章を批准するために集まりました。
40ページに及ぶこの文書は、議論や意見の相違、そして地球を守り、将来の世代のために資源を保全したいという共通の情熱の結晶でした。
EDAは、熱意ある人々が共通の問題をめぐって集まったことから始まりました。その問題とは、「現在と将来の世代のニーズを満たせるよう、共有資源の管理方法を決めることに市民が参加するには、どうすればよいか」というものでした。
協働
Jacelynとチームは当初から、この新しい組織をできる限り民主的な構造にしたいと考えていました。しかし、メンバーは米国各地に散らばっていたため、定款の起草中はデジタルでのコミュニケーションに頼っていました。
Jacelynによると、Loomioは最も重要なツールの一つでした。
Loomioのようなものがなければ、[憲章を完成させることは]決してできなかったでしょう。

彼女の推計では、憲章に関する10か月間の議論がLoomio上で行われるか、Loomioを通じてまとめられました。毎月初めに更新された草案がLoomioに投稿され、メンバーは積極的にコメントするよう促されました。その結果、60人以上が参加する活発な議論が生まれました。EDAのチームはビデオ会議を開き、その情報をすべてLoomioに移して参照できるようにすることで、会議に参加できなかった人も最新の状況を把握できるようにしました。
これらの意見や考えを一つの文書にまとめるのは簡単なことではありませんでしたが、Loomioはすべての視点が検討されるようにするのに役立ちました。Jacelynは、この過程は骨の折れるものであると同時に、わくわくするものだったと言います。最終的にグループは、経済民主主義を築くために、政治的民主主義を強化し、それを実現する新たな方法を見いだす組織の青写真を作りました。これがEDAの組織の基盤となっています。
EDAの活動
EDAは現在、二つの方法で使命を果たしています。一つ目は生物地域の資源の持続可能性に関する画期的な研究、二つ目はEDAの研究チームが提供するデータを活用したアドボカシー研修です。

研究はサンフランシスコ湾の生物地域から始まりました。その地域で利用できる資源を調べ、それらが人々の基本的なニーズをどのように満たすかを検討しています。
将来的には、研究を拡大して各生物地域の世界的なデータベースを作り、オープンソースのプラットフォームで情報を提供したいと考えています。このデータベースは、増加する人口の基本的なニーズを満たすための、各生物地域の持続可能性に関するものです。
デジタルの仲間たち
EDAは、例えばサブグループを使うなどして、組織的に活動するためにLoomioを活用しています。Jacelynは、EDAには「いくつかの主要なチームがあります。教育チーム、研究チーム、アドボカシーチームがあり、それぞれがLoomio上に独自の場を持っています」と話しました。
「Loomioがなければ、私たちEDAはメールの迷路に埋もれていたでしょう。組織の混乱から、明確で簡単なコミュニケーションの仕組みへと変わりました」
Jacelynは、各チームで何が起きているかを把握できるよう、パソコンで常に複数のLoomioのタブを開いていると言います。
「膨大な量のやり取りがありますが、それを整理できるよう、[各グループ]内に複数の議論を設けています」
これからの展望
EDAの目標は、米国各地の地域レベルで持続可能性の問題に取り組む草の根運動を作ることです。
Jacelynは、自分や同僚は国レベルのロビー活動にしばしば参加していますが、地方の政治家のほうがはるかに接触しやすいと感じていると説明します。理想としては、あらゆる地域にEDAのメンバーとボランティアがいて、それぞれの地方自治体に環境上のニーズを伝えることです。
組織としての次の大きな一歩は、今年の十月に初めて大規模な研修イベントを開催することです。それまでの間も、現在と将来の世代のために、生態学的に持続可能な経済システムを推進する新しい方法を探り続けています。
「私たちは皆、長期にわたって取り組むつもりです」とJacelynは言いました。